コエンザイムQ10の豆知識

コエンザイムQ10の抗酸化作用

テレビの情報番組などで盛んに取り上げられるコエンザイムQ10(以下、CoQ10)。ミドルエイジの健康を力強くサポートしてくれるとブームにもなっています。

CoQ10にはさまざまな作用がありますが、特に注目されている働きの一つが「抗酸化作用
」です。CoQ10の抗酸化作用とはどのような働きなのか、詳しく解説します。

CoQ10の抗酸化作用とは?

私たち人間は酸素を取り込んで、栄養素などと化学反応を起こすことでエネルギーを作り出しています。

体内に取り込んだ酸素の2~3%は活性酸素という物質になってしまいます。
活性酸素は体を守る免疫機能の一つなのですが、必要以上に増えると正常な細胞を傷つけ、酸化させてしまいます。

細胞が酸化が進むと細胞が正常に働かなくなり、エネルギーが作られにくくなったり代謝が悪くなったりします。
つまり、細胞の酸化は病気を引き起こしたり老化を進行させたりする大きな原因の一つです。

細胞を酸化させてしまう活性酸素の働きを抑制し、活性酸素の除去する働きを「抗酸化作用」といいます。CoQ10には、強い抗酸化作用があることがわかっています。

つまり、CoQ10には酸化による細胞の老化を防いだり、活性酸素を抑制・除去することで、病気を防いだりする優れた働きがあるといえるのです。

体の酸化をチームプレーで防御する!“抗酸化ネットワーク”とは?

人間が生命活動を営むには酸素が必要不可欠ですが、その酸素が一定の割合で変化して、有害な活性酸素が生じることは少し皮肉なことかもしれません。

しかし、人間の体には何らかの理由で発生する活性酸素に対抗する「抗酸化ネットワーク」というシステムがあり、活性酸素による細胞や遺伝子の損傷などを防いでいます。

一般的に、強い抗酸化作用がある成分にはビタミンC、ビタミンE、β-カロテン、アスタキサンチン、α-リポ酸、グルタチオン、ビリルビン、亜鉛などがあげられます。

実は、一口に活性酸素といっても数種類の物質があり、厳密にいえば、それぞれの物質に最も強く作用する抗酸化成分は異なります。いわば、それぞれの抗酸化成分には得意な相手がいる、といってもいいでしょう。

そこで、体内にある抗酸化成分は互いに連携して、働きを高め合ったり、活性酸素を除去し終えた成分を復活させたりする仕組みがあるのです。このように抗酸化成分同士が、体内で一つのチームのように働く仕組みを「抗酸化ネットワーク」といいます。

抗酸化ネットワークに基づいて考えると、CoQ10の抗酸化作用を最大限に引き出すには、ビタミンCやビタミンE、β-カロテン、α-リポ酸など、それぞれの作用を補完する抗酸化物質の仲間たちと一緒に摂取することが効果的といえます。

CoQ10の抗酸化作用によって防げる病気

CoQ10には強い抗酸化作用がありますが、具体的にどのような病気や疾患を防ぐ効果につながるのでしょうか? CoQ10の摂取により、次のような疾患の予防効果が考えられます。

CoQ10は心臓の働きを強める心臓賦活作用があるため、特に心臓を中心とした循環器や血管の障害に良い影響をもたらすと考えられます。また、CoQ10は肝臓や腎臓など比較的大きな臓器に多く存在するため、肝機能障害や腎臓病の予防にも効果が高いと考えられます。

体内で合成されるCoQ10の量は年齢とともに減少します。また、活性酸素は体内で自然に発生するだけでなく、紫外線や環境汚染物質、ストレスなどによって発生しやすくなります。そのため、歳を重ねるほど、体内で合成されるCoQ10だけでは足りなくなるのです。

そこで健康食品やサプリメントなどを積極的に利用し、体内で不足するCoQ10を意識的に補うことが大切といえるのです。

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